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ログハウスを夢見ている人の中に、「ログハウスはメンテナンスが大変なのでは?」と思って
いる人も少なくないでしょう。確かにログハウスは、天然の素材をふんだんに使っているので、
完成後も木材が収縮し、反りやねじれが発生したり、割れてヒビが入ったりすることもあります。
また、直接雨風にさらされる部分などでは、木材が腐朽して劣化することだってあります。
ログハウスで快適な住みごごちを維持するためには、セトリング対策やログ壁の塗装など、
点検やメンテナンスを欠かすことができません。どのような家でも、基本的なメンテナンスは
必要ですが、ログハウスの場合、このような独自のメンテナンスがあるために、メンテナンス
が大変というイメージがついたのでしょう。
しかし、ログハウスのメンテナンスは、意外と簡単にできる作業が多いのです。ログハウスは
生きている建築であることを理解して、面倒とは思わずに、メンテナンスもログハウスに住む
楽しみのひとつと考えることが大切です。
■ ログ壁のお手入れ
ログハウス独特のメンテナンスとして、まず挙げられるのは、一番の特徴とも言えるログ壁の
メンテナンスで、再塗装、ヤニ取り、コーキングなどがあります。完成当初はきれいに塗装さ
れていた外壁も、雨風や直射日光にさらされて、数年経てば自然と落ちてきます。その部分
から劣化したりするので、それを防ぐためにも、3〜5年を目安に定期的に再塗装を行うことが
大切です。
また、ヤニは、木が持っている樹脂が表面に出てくるもので、樹種によって発生しやすいものが
あります。見た目に悪く、衣服を汚したりするので、出たらなるべく早く取り除くようにしましょう。
また、ログ材が乾燥・収縮することで、ログ壁に隙間やヒビ割れが出来ることがあります。
のような隙間やひび割れを埋める役割をはたすのが、コーキング処理なのです。
■ セトリング対策
もうひとつ、ログハウス独特のメンテナンスとして、セトリング対策が挙げられます。セトリング
とは、ログ材の乾燥・収縮とログハウス自体の重さによって、ログ材を積んで作った壁全体が
沈みこむ独特の現象のことです。
壁が沈み込むと建具などいろいろな箇所にゆがみができてしまったり、ストレスがかかるなど
の現象が起こってきます。通常では、建築後5〜6でセトリングは落ちてくるので、それまでは
定期的なチェックが必要です。