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01月私のカナディアンログハウス
レンゲ畑と道祖神の里として、その名を知られる信州穂高町。
この町の西側にそびえる常念岳の麓は、自然が豊かで温泉もわき出ることから、最近別荘地としての人気が急上昇しています。
そんな別荘地の一角に、美しい木肌を持つウェスタンレッドシーダーをサドルノッチで組んだログハウスが建っています。
シーダーシェイクを贅沢に葺いたルーフトログウォールのバランスの良さ、そして正確にカットされたノッチやグループがこのログハウスの特徴になっており、それが完成度の高さをも如実に表しています。
ログビルディングを担当したのが、お馴染みのエドキャンベル氏とその息子ブライアンキャンベル氏と聞けばそれもうなずけると思います。
このログハウスのオーナーで、東京で二つの会社を経営されている杉田さんもこのログハウスの仕上がりには満足のご様子です。
「メーカー探しは、とりあえずログハウス専門雑誌の中からいくつかのメーカーに電話をかけることから始めました。それで、契約から見積もり、工期、支払い方法、メンテナンスについてなど、ログハウスに関してのいろんなことを質問してみて、私の好みに合うログハウスを造ってくれそうで、かつ的確な答えをしてくれたメーカーを選んだわけです。でも、電話だけではわかりませんから、直接本社に伺ってみたんですよ」
そこで杉田さんは、過去に建てたログハウスをいくつか紹介してもらい、「この仕上がりなら」と、このメーカーにログハウスを作ってもらおうと決定しました。
この時見たログハウスが、キャンベル氏の手によるものだったといいます。
「プランニングについては、出来るだけシンプルな間取りにすることを心がけたんです。はじめの設計図が出来た段階では、細々と変更しようと思ったんですけど、ビルダーのトータルバランスとセンスを信頼して変更はしませんでした。仕上がったまとまりを見て、やっぱりそれが正解だったことを確信しましたよ」
1階が21.2坪、2階が13.6坪のこのログハウスは、シンプルなデザインの室内が以下にも使いやすそうで、階段や間仕切り部分、セトリングスペースの納め方も実にスマート。
また、各所に刻まれたフクロウなどの彫刻がアクセントになっていますが、これもエド氏の作品ならではでしょう。
「こうして木に囲まれてくつろいでいると、本当に気持ちが和んでくるんです。暖炉の炎の揺らめきが、ログウォールに影を映しているさまもまたいいんですよ。
住み心地ですか?まるで湿度調節機が付いているみたいで、ものすごくさわやかです。梅雨時もカビ知らずですよ。
たぶんログハウスというのは体にも肌にも優しいのでしょうね」